お口の中の簡単なケアについて

今回はちょっと息抜きのつもりで、お口の中の簡単なケアについて、お話ししましょう。

●ハミガキは、やさしく磨く事が大切:
一般に約70%の人は、歯を磨く際、力を入れ過ぎていると言われています。プラークや食べかすを取る為には強くこする必要はなく、歯の表面全体をやさしく磨くことが大切です 実際にハミガキというのは、単に歯を磨くだけではなく、ブラッシングされる事により、歯茎もマッサージされているのです。力を入れすぎると、ブラシの毛先が曲がってしまい、歯も十分に磨けず、また 逆に歯茎を痛めつけてしまいます 歯茎の後退は、歯槽膿漏よりも、強いブラッシングに原因がある場合が多いのです。また、右利きの人は、右側の歯の方に無意識に力が入りやすいので この点もご注意下さい

●ハミガキをする時間がどうしても無い場合は、ガムが有効:
毎食後ハミガキをする事が一番大切ですが、忙しい毎日、そうそう上手くはいかないものです。ランチタイムや外食の後、どうしてもハミガキが出来ない時には、ガムで最低限、お口の中をきれいにしましょう。ガムを噛むことにより唾液が分泌され、口臭の原因となる硫黄を除去し、プラークによって出来る虫歯の原因の酸を中性化させます。もちろんガムはシュガーレスであることをお忘れ無く!

●虫歯の原因は甘いお菓子だけではありません:
よく、甘い食べ物だけが虫歯の原因だと思っている人がいますが これは間違いです ばい菌はブドウ糖と一緒になってプラークになります つまり、甘さには関係無く、炭水化物であれば何でも、プラークとなる可能性があるのです。

●舌も口臭の原因です:
舌の表面はざらざらと突起状になっていて、食べかすが残ってしまいます。そして、そこにばい菌が集まり、硫黄を排出します これが口臭の原因となります。ハミガキをする時、同時に舌も歯ブラシでやさしく磨いてあげましょう。歯磨き粉が付いていても構いません また、“Tongue Scraper”という、舌の表面をこすり、汚れをきれいに取る道具も売られています。これを機会に、歯磨きと共に、舌磨きにもこだわってみてはいかがでしょうか。