ビタミン不足によって起こる口内の障害はあまり知られていません。多種多様なビタミン群の中で 今回はビタミンBを取り上げてみます。
ビタミンB群にはB1・B2・B6・B12とナイアシン・パントテン酸・葉酸・コリンなど主に8種類があり、お互いに助け合って、エネルギーの代謝に関係しています。ビタミンB1は、炭水化物をエネルギーに変え、神経組織にも働きかけるので、ストレス解消に役立ちます。 ビタミンB2は、脂肪の代謝を助け、目や皮膚や口内の粘膜発育に作用し成長を促進します。 ビタミンB6はたんぱく質の代謝を助け、中枢神経系の働きを正常に保ちます。ビタミンB12は赤血球の生成促進に役立ち、そのため欠乏すると貧血を起こしやすくなります。これらのことからビタミンB群は単体で取るよりも、合わせて取った方がより高い効果が得られます。
B群を多く含む食品には肉類、ミルク、マメ類、穀類、ブラウンライス(玄米)、醸造酵母、オレンジジュース、レタス、卵、ブロッコリー、ホウレンソウなどなどがあります。またサプリメント等で気軽にビタミンを補充することも可能です。
ビタミンB群が不足して 口内で起こる症状に 唇の荒れやひび割れ、舌、ほほの内側のあれ 又 口内炎等があります。もちろんこれらの症状にはシカゴの乾燥した空気や寒さによる影響もあるでしょう。本格的な寒さに向けて保湿、保温に気を配るとともに ビタミンB群の摂取にも心掛けてみてはいかかでしょうか。