人間の歯は親不知を除くと28本あり、1本一本それぞれに役割があります。歯を何かの原因で失った後、食事などに支障はないかもしれませんが その状態のままにして置くと様々なことが起こります。口の中にある歯には全体的にバランスがあり、歯がなくなることにより数ヶ月、数年経つと残りの歯が動き始めバランスを崩していきます。
そして起こる悪影響は;
- いろいろな隙間ができ磨きにくくなるので虫歯、歯周病の原因になる。
- 噛み合う歯が少ないので残りの歯に負担がかかり、残りの歯が弱りやすくなる。
- 無意識に反対側で噛む癖が出来るので顎関節症になる可能性がある。
- 口の中のバランスが崩れることにより噛み合わせが深くなり顔立ちも変わる。分かりやすく言えば、お年寄りの方が入れ歯を取った後のあのくしゃとした顔です。
歯が無くなった時の治療の選択は;
良い点 | 悪い点 | ||
入れ歯 |
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ブリッジ |
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(左の絵のような”Maryland Bridge”は費用も少々少ないのと歯をあまり削らなくて済む) | |||
インプラント |
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現在の義歯治療では色々な意味で一番優れていると言われているインプラント。費用、保険のカバー、治療期間など考慮する点はあるものの、その点をクリアーできれば最良の治療法であると思われます。ただ中には歯骨が不十分、病気などで免疫力が低下しているなど適切ではないケースもありますので歯医者との十分な相談をお勧めします。