デンタル寸話

 子供に上手に歯を磨かせるために、どうしてますか?

小さいお子さんに歯磨きをさせるのは一苦労ですね。毎日格闘されている方も多いのではないでしょうか?お子さんに歯を磨かせるのに、どんな教え方をしていますか?

まずはチェックしてみましょう!
あなたはどのタイプ?
  1. 歯磨きの概要だけを簡単に説明して、子供の自主性に任せるタイプ。
歯の磨き方を細かく解説するよりも、「甘いものを食べたらしっかり歯を磨きなさい」「歯ブラシを口に入れたら最低3分間ね」など等、子供の自主性に任せる。
→残念ですが、この方法はあまり効果がありません。
子供が一人で歯磨きが上手になることはありません。
  1. 歯を磨かないと将来どんなひどい事態になるか、不安感を利用するタイプ。
「歯を磨かないと後でどんな事になっても知らないよ」「歯医者さんに行って、歯を抜かれちゃうよ」など等、子供の恐怖心や不安感を利用する。
→効果が無い訳ではありませんが、恐怖や不安を与える方法は、子供に「これから歯をきちんと磨くよ」などと言葉の上では大きな変化を起こしますが、実際の歯磨き(行動)には大きな変化が見られないのが特徴です。
  1. 歯ブラシの動かし方から磨く場所まで、丁寧に細かく教えるタイプ。
歯磨きをすることで口内を健康に保てる事を説明して、歯ブラシの持ち方や動かし方を丁寧に解説しながら教える。
→この方法が最も効果的です。
虫歯が無ければ、自分のすきなものや美味しい物を何でも食べる事ができるなど、前向きな感情を膨らませる事が大切です。丁寧に細かいステップで歯磨きの仕方を教えてあげれば、子供も理解しやすく、実行しやすくなります。

それでは具体的にどのように歯磨きを教えればいいのでしょうか。
2,3歳ぐらいまでは「寝かせ磨き」をすると良いでしょう。子供をひざの上に寝かせて、上から口の中をのぞき込むようにします。あごを手で支えながら、前歯の付け根、歯と歯の間を中心に磨いていきましょう。この時、決して強く磨かないでください。特に、前歯の真ん中の歯茎にあるスジの部分にブラシが当たると、痛がって口を閉じてしまいます。上の前歯を磨く時は、上唇を人差し指でやさしくガードしながら、歯ブラシを小刻みに動かしてください。また、奥歯は人差し指を頬の内側に軽く入れて、頬をふくらませると楽に磨けます。歯磨きタイムを楽しくするために、上手に出来たらカレンダーにシールを貼ってあげるとか、音楽をかける等してみて下さい。また、お父さんお母さんが楽しそうに歯を磨いているところを見せる事が大切です。子供は大人の真似が好きですからね。

歯ブラシを持つ事ができるようになってくると、子供は自分で磨きたがるようになってきます。一番いいのは、乳歯が生えそろったら少しずつ磨き方の練習をすることです。初めは正しい磨き方よりも、子供が自分で磨こうとする気持ちを大事にしてあげましょう。
その次のステップとして、虫歯になりやすい歯から順に磨く事を教えてあげましょう。
下奥歯のかみ合わせ→外側→内側→上奥歯のかみ合わせ→外側→内側→上前歯の前側→裏側→下前歯の前側→裏側 の順に磨くといいですよ。
小学校低学年位までは親が仕上げ磨きをしてあげて下さい。全部の歯を磨かなくてもいいので、奥歯の溝や歯と歯の間にポイントを置いてチェックしてあげて下さい。


 

何よりも大切なのは、「虫歯が無ければ美味しい物を食べる事ができる」「にっこり笑う事ができる」など、前向きな気持ちを持たせてあげる事です。そうすれば、自分から進んで毎日丁寧に歯を磨けるように成っていきます。

小さい頃の格闘もいつかは懐かしく思える日も近いですよ。